馬耳東風のキャトルドッグ

バジルというオーストリアンキャトルドッグの男の子が、幾多の困難を乗り越えて名犬になるまでの記録です。ちなみに、困難は彼自ら作り出し、名犬は迷犬になる可能性大です。

夏なのにどこにも行けない

夏の疲れがじわじわと体を蝕んできています。

常に頭がうっすらと痛く、喉に違和感があり、微熱が続いており、爽快ではないです。

あーあ、夏が早く終わらないかなと思う一方、受験生の娘のことを考えると


「夏、一生おわらんといてくれ!」


バジもそう思う?

心配だよねー。


「違います!ボクは滝行に適した季節だから夏が好きなのです」


あなた、最近体に水を当てるようになったけど、修行だったんだね。


「その通り。心頭滅却すれば火もまた涼し、の心境でござるよ」


その割には滝行に適した季節とか、ゆるいこといってなかった?


夫も私も娘のために滝行したいような心持ちです。

まあ、ホント言うと、滝から発散されるという大量のマイナスイオンを身体中に浴びれば、この夏バテも解消するかもしれないなあ、という気持ち。


「ボクもホントの滝行するー!」


行きましょう、そうしましょう。日帰りで。娘の目を盗んで。

ミステリーサークル

川に行ってバジルと泳ぐ、という野望も暑さの前に崩れ去りました。

何より川のそばにはぶよがいる。

恐怖!

1週前にぶよに夜の公園で7箇所刺されたのですが、いまだになおらないのです。


結局、いつものお散歩だ。


「いえーい❤」


暑くなれば


「しどけなく、頽廃的に水を飲むボク」


ところで1週間くらい前に、バジルの好きな広場に突然スプリンクラーが設置され、滞在していた1時間以上ずっと作動していました。



「まあ浴びはするけど、雨みたいでちょっと。ボクは濡れてる地面が好きだ」


それがなんと3日前、まあるい更地に。



大きい土俵ができるの?

それとも何か新しい競技の?


と想像を巡らしていたところ、


ただの野球場でした!!


つまーんないの。


夫は、

「バジとボクの楽園が奪われた」

とショックを受けていました。


「だいじょぶ。ボクはどこででも遊ぶよ」

バジル、先を読む

ある朝。

私は滝のように流れる汗を拭いつつ、お弁当を作り、なかなか起きない娘を罵っておりました。

バジルはこの日、レンジの下に陣取り、このうえもなくかわいらしいお顔で私に微笑みかけていました。本当はキッチンはお出入り禁止なのですが、かわいさに免じてお目こぼしです!


「ママ、ごくろうさま」


私はバタバタの朝を彼によって癒されていました…!

はじめての体験です。


厚焼き玉子を作りまな板で4等分して1切れつめる。

お弁当を詰め終わった頃、娘もようやくのそのそと部屋から出てきました。


小一時間も我慢していたトイレにやっといける。


「ママ、ボクここでみはってるからね!」


その間、1分にも満たなかった。

はい、ご想像通り、熱々の厚焼き玉子をひとのみ!


「キッチンの柵の外にいるし!食べてないし!」


バジルと付き合って長いけど、どうしても信じられず、眠くて不機嫌な娘に

「卵焼き、食べた?」

と聞く。

「は?!」

と一言で返され、淡い期待だと悟る。


そのあとは娘を送っていくとわかっているのに玄関が開いた瞬間、外に滑り出て座り込みだ😨


「ボク、お散歩に行くの❗」


焦っている私、満を持して動くバジル。

完敗を痛感する朝でした。