馬耳東風のキャトルドッグ

バジルというオーストリアンキャトルドッグの男の子が、幾多の困難を乗り越えて名犬になるまでの記録です。ちなみに、困難は彼自ら作り出し、名犬は迷犬になる可能性大です。

実は…

実は赤ちゃんぶっているけど、バジルは来月で2歳になります。

あまりにやらかすので、私たちにも実感がないし、子犬時代をまったく満喫できなかったなあという忸怩たる思いがあります。


「またまたあ。僕のこと大好きでしょ?」


ああ、好きだよ大好きだよ。でも後悔してることもいっぱいあるんだよ。


ブリーダーさんが待ち合わせ場所にバジルともう一頭連れてきた。

いい人だ、と家族中が思っていたその方は、もう一頭の方をさりげなく、かつしっかりと推していた。


「退散します」


それでも私たちは出会ってしまっていた。

社会性の備わっている夫だけは、もう一頭がいいのではないか、と言ったけれど。

娘と私は、バジル以外考えられなかったし、娘に全面服従の夫は、あっさりひきさがった。


「ほんとに後悔してるの?」


してないよー!(してるけど)

ただ、キミは上級者向けだよね。


「よーかった💃」


誓うわ。

2歳を期にリスタートする。

またやられるのが怖くて落ち着くまでこれでいいやと自分に言い聞かせていた、引きちぎられたカーテンと、食いさかれたソファを新調します!

もうやるなよ!


「やれる範囲でー」


はう。いいよ。イケメンだね❤⬅バカ。