馬耳東風のキャトルドッグ

バジルというオーストリアンキャトルドッグの男の子が、幾多の困難を乗り越えて名犬になるまでの記録です。ちなみに、困難は彼自ら作り出し、名犬は迷犬になる可能性大です。

海に行ったよ

夫と共に舘山に行きました。

バジルと海で遊ぶため。

同日、娘もマザー牧場へお友だちと出掛けており、

「近くにいるね❤️」

と夫が何度も言うのを

(娘、いつも家にいて珍しくもねえのになんなんだ?)

と思いながら

「そーだねー」

と生返事していました。



「ママ、そんなこと言わなくても…」


だってさあ、行きたそうなんだよ、マザー牧場に。

いいお返事したらすぐ

「行ってみる?」

って言うよ?


その頃娘は



マザー牧場の働き者のいぬを愛でていた。




「おねいちゃん。浮気現場おさえたよ!」


なんとか、夫の気を逸らしつつ海岸に到着。

バジルも嬉しそう🎵



「海、大好き💕



「最高だよ」


ボールを投げ、海にとりにはいる。

結構波が高いし、ボールを取る時に塩水が体にはいるから、適当なところでやめなきゃとは思ってた。


でも結構早い段階でバジル、取りに行けないところにボールを押しやってしまったの。


悲しい顔をしているバジルをみて、パパが奮起した。

おもむろにズボンを脱ぎ捨て、パンイチになり(赤パン)、ナガーイ竹の棒をもって海にザバザバ。





「パパー!!気を付けてー」


そして数分後。

うおおお、とおたけぶパパ。




パパ凱旋。

しかしこの直後、矢印の先にある救出された白いボールは再び波にさらわれ、二度と戻ることはなかった。


夫はおたけんでるし、バジルは夫を称えてるし、私はトレーナーまでびちょびちょの夫をどうすんのよ!?と思ってるしで、見てなかったからなー。

濡れ損だよ、夫。



「そんなことない!パパ、かっこよかったよ❤️」


視線の先にはパンツを脱ぎ捨て、濡れたトレーナーまで脱いだ全裸の夫がおります。

犯罪スレスレです。

3月とはいえ、風邪ひくぞ。

楽あれば苦あり

先週は10年ぶりくらいにディズニーシーへ行きました。

娘が誘ってくれた。

「たのしみー❤️」と言っていたら夫が

「送っていってあげる。そして待っててあげる」

と言いました。



「パパには哀れを感じた」


そっか。

行きたいんだね。


パパもいいか、と娘に言ったら

「うん」

とのこと。

その上

「入場券はネットで買ったから。お金はいらないよー」

すごい接待だ⤴️



「なんか裏があるんじゃね?」


裏があるとすれば、私はこういうとき絶対、子どもにおごってもらったりしない、ということを娘がわかっている、ということではないでしょうか?



「どーでもいい。どうせボクは行けないんだもん」


そうなんだよ。

キミが行けないとかわいそうだからずっと行けなかったんだよね、ディズニー。


だから、小さいときから先代犬シドニーといた娘は、犬が行けないところには行けないんだ、と諦めているところがあった。

公園には行くけど、お砂場や滑り台のある公園には行けない。

犬がたくさんいる場所には行くけど、小さな子が集まる広場には行けない。



「おねいちゃん、かわいとう…。こういう公園には来られなかったんだ」


ねえ。

だからパパにはキミといてもらおうと思ったんだけど、パパがおねいちゃんラブなこと、忘れてたよ。


んで。

ディズニーシー楽しかった。

ソワリン、すごかったし、空いてて2回のりました。

9時の閉園ギリギリまで遊んで、ダッシュで帰宅、バジは約12時間のお留守番でした。


ドアを開けたらヒンヒンないてた。



「なんでパパを置いていかなかったのよ。すごいイヤだったよ」


という文句オンパレード。


今回の首謀者である娘にカラミまくる。



「おねいちゃん、ボクはもう怒ってないよ。その証拠に大事なホネ、見せてあげる」


やめて、バジ。

いたいいたい。


娘が悲鳴を上げてもおかまいなし。



「貸してあーげーるー!!!」


例のごとくしつこい。

娘は泣いてました。


かわいそうだけど、関わりたくない。

本当にしつこいヤツだよ。

かっけークルマ

バジルはマイカーを持っています。

我が家では「スーパーカー」と呼んでいます。

私のおともだちのセレブリティから買いました。


それがこれ。



「ぼくのだよ。かっこいいでしょ」


セレブは大事にしていたわんちゃんが体を壊して、その子を乗せたくて、これを買ったんだって。

その子が乗りやすいように、シャコタンを買った。


でもお空に行ってしまったのです。



「会いたいよ、レオくん」


いや、レオくんはあなたに会いたいとは思ってないと思う。

ギャオギャオ吠えて、うんざりされてたしな!


でも、もしかしたらレオくんは私には会いたいかもなー❤️

何せいちばん最初に彼を抱っこしたのはわたしだから☺️



「ママもガウッてやられてたじゃん」


ま、ま、まあね😅


柴ちゃんはさ、孤高なの。

武士なのよ。

バジルみたく直情径行型な洋犬とは違うの。

秘めるのよ、感情を。


とにかく私はレオくんが好きだった。

だから無用の長物になってしまったスーパーカーを買いたかった。


例え短い使用期間に終わろうとも。


実はこのスーパーカーは2台目なのです。

うちのマンション、共用部分の犬の歩行を禁止しており、抱っこしてあるかなくちゃならない。

バジルは最近こそおとなしくなったものの、ハトやのCMばりにびちびちするので、カートを買いました。


だけど、ぶち破って飛び出してきた😭


あっというまにカートはオシャカになりました。



「というわけで、1台目の写真はない!」


とーほーほ😞


今回のスーパーカーはレオくんの形見だから大切に乗ろうね。

なんかビニールの部分があなたの頭突きでビロビロしてるけども。


スーパーカーに乗るたびに牛のアキレスで頭突きしないよう口封じされて、翌日ゲロで未消化のアキレスでてきてます。

でも、スーパーカー、大事。

消化できるサイズを模索して、口封じは続ける、と決めている。



「ぼくもね、よく噛めばいいのよ。でも吠えなきゃいけないし、頭突きしなきゃいけないして丸飲みしちゃうのよ」


どうしてこんなに躾が入んないんだろうね(T0T)