馬耳東風のキャトルドッグ

バジルというオーストリアンキャトルドッグの男の子が、幾多の困難を乗り越えて名犬になるまでの記録です。ちなみに、困難は彼自ら作り出し、名犬は迷犬になる可能性大です。

聞き分ける

バジル、ごはんが大好きです。

でも、待てがちゃんとできます。



よだれをだーだー流しながら待ちます。

何よりすごいのは、ごはんを用意した人の「いいよ、食べて」以外は、いくら「いいよ」と言われても我慢します。


今日、用意したのは娘。

私が「いいよ」と言っても私をにらみながら我慢します。

エライ!


娘「いい…」と言ったところで…

これです。

まだ「よ」を言ってない!


ま、いいか。


ちなみに水がなくなって、ちょうだいするときは、


このようにいたします。

晴れた日には

平日の晴れたお休みは久しぶりです。

バジルとお散歩にでかけました。

ボールを一生懸命追いかけるバジル。



すごくかわいい。

何度も飽きずに走ります。

そしてこのエガオ。



なんて贅沢な休日でしょう。


風が強い日で、乾燥した小枝が舞って彼に「食べて」と誘います。



だけど彼ももうすぐ2歳。

やめて、というとすぐやめます。


「りょ!」


しかし。

ちょっと目を離したら



やってた。

それも、ボールを落としたから仕方なく拾っている、という体だ。

じゃしょーがない、、っなんて言うと思ってんの!


水道で洗いましたが、まだヘドロがついてる。



最低の休日だあ。

実は…

実は赤ちゃんぶっているけど、バジルは来月で2歳になります。

あまりにやらかすので、私たちにも実感がないし、子犬時代をまったく満喫できなかったなあという忸怩たる思いがあります。


「またまたあ。僕のこと大好きでしょ?」


ああ、好きだよ大好きだよ。でも後悔してることもいっぱいあるんだよ。


ブリーダーさんが待ち合わせ場所にバジルともう一頭連れてきた。

いい人だ、と家族中が思っていたその方は、もう一頭の方をさりげなく、かつしっかりと推していた。


「退散します」


それでも私たちは出会ってしまっていた。

社会性の備わっている夫だけは、もう一頭がいいのではないか、と言ったけれど。

娘と私は、バジル以外考えられなかったし、娘に全面服従の夫は、あっさりひきさがった。


「ほんとに後悔してるの?」


してないよー!(してるけど)

ただ、キミは上級者向けだよね。


「よーかった💃」


誓うわ。

2歳を期にリスタートする。

またやられるのが怖くて落ち着くまでこれでいいやと自分に言い聞かせていた、引きちぎられたカーテンと、食いさかれたソファを新調します!

もうやるなよ!


「やれる範囲でー」


はう。いいよ。イケメンだね❤⬅バカ。